入院生活84日目、ステロイド療法14日目と「くにおくん」へ感謝の件。181105

今日はリハビリでいくつかの進捗があった。書き残しておく。その前に備忘のため書いておくことがあるので先にやっつける。
先ずは「くにおくん」への感謝。なぜくにおくんかというと名前がそうだから。このブログに初登場ではなくて、このエントリで書いた隣のベッドのおじいさん。よりケアが必要だとの病院の判断で、2~3日で個室に移って行ったのだけれど、後日リハビリ室で再会した。車椅子に乗っておられて、意識が今一つはっきりしないように見受けられた。
その時はたまたま週明け恒例の握力測定をやっているところに来て、俺が使い終わった器具をくにおくんの担当療法士さんが断りを入れて持っていった。俺の測定結果は約20kgといったところ。くにおくん、理解ができなくてなかなか結果が出ないのだけど、しばらくして聞こえてきた数値は「28kg」。右手か左手かは聞こえなかった。軽くショックだった。俺はくにおくんにも負けているのか。
軽いショックだったけど、そのショックを引きずった。というかあきらめがついた。機能面では80才台だと言うのはリハビリ初期の検査(参照エントリ)で知っていたのだけど、筋力=体力もおじいさんに負けるレベルなのだと良く理解した。
その結果、リハビリのモチベーションが上がっていった。つまり、俺はリハビリについては「何をやっても丸儲け」状態なのだと考えられるようになった。療法士さんに指示されるどんなメニューでも真剣に取り組みやすくなった。集中が切れにくくなった。週末のリハビリ休みの日の自主トレ時間が増えた。
この後、今日のリハビリで確認できた進捗を書いていく。その進捗にはもちろん、療法士の先生方のご指導、グロブリンとステロイドの投与、それぞれが大きく作用しているのは間違いないのだけれど、俺の精神的、内面については、くにおくんに突き付けられた現実はでかかった。何より今後も再発などで、俺はいつでも80才台の体力、機能に後退する可能性があるということを理解できたことは、今後の人生設計の建て方にも大きく影響するだろう。感謝する。

ようやく進捗の話。朝イチの作業療法Y先生のリハビリは週明け測定で、↑参照エントリにも出てきた簡易上肢機能検査をやった。結果は「年齢相応」。両手ともに「44~49才」の点数が取れた。ただ、それほどの驚きはない。しばらく前からお箸が使えるようになっていたし、「軽い痺れが残るが機能面はほぼ復旧」の実感が裏付けられた感じ。両手については、握力の回復が今一つなことと、機能の回復に寄与したグロブリンの効果がいつまで続くかということが今後の課題だ。理学療法W先生にお話したら、握力は全身の運動機能に関係するので手指機能の回復と連動しなくても不思議ではないとご説明下さった。全身のリハビリを続けるしかない。
両手の回復より驚き、嬉しかったのは理学療法W先生の今日のリハビリで実現できたこと。2週間経過のステロイド投与の効果もあってかなり体幹はしっかりとしてきて、ぶれずに歩けるようになってきたけれど、まだ歩くときに右に身体を振ってしまう。端的に言うと身体を揺すりながら歩く、お相撲さんの歩き方の右だけバージョン。右足への体重移動がスムーズに行かないのが原因であり、結果でもある。
これが問題なのは、今は体幹の筋力が回復してきたので歩行機能も回復しているように見えるけれど、俺の身体はCIDPの再発、または将来的には加齢で、必ずいつかは筋力に頼った歩行はできなくなる。そのときにスムーズな体重移動ができていないと、てきめんにまた歩行に困難をきたすようになってしまう。結局、歩くという動作は左右順番に片足立ちをしていることと同じなのだから、そのバランスに問題があるのであればいつかは行き詰まる。
先週後半より、当面の課題は体幹強化から右足への体重移動の改善ということで、理学療法YK先生にもW先生にも重点的にご指導頂いていた。腰振り、横歩き、階段横昇降、腰上げ運動など。週末の自主トレも「横ぶれ撲滅」に意識を集中した。
週末の成果を期待して午前のYK先生のご指導を受けたのだけれど、やはり「右ぶれ」は無くなっていない。右に振れている、傾いている、回っている。
午後の早めの時間で今日はW先生は来てくださり、少し時間にも余裕があったようで俺の様子を見ながらじっくりと50分ほど指導して頂けた。
右ぶれ退治のための色々なメニューをやらせてくれる。もちろん様々な角度からの負荷と効果を期待しての「色々」ではあるのだけれど、それ以上に重要なのは俺の集中力が途切れないこと。筋肉のトレーニングではなくて機能の復旧なのだから意識しないで動かしても全く意味がない。
インターバル時に左脚の、特に腿の部分の強ばりのお話をしているとリハビリ室のどこかからいわゆる電動マッサージ器を持ってきて、左腿の前面中央に垂直に当てて暫くほぐして下さった。その直後、次のメニューへ移動するため何気なく歩いて見るとえらくスムーズで、先生に確認していただいたところほとんど右ぶれしていないとのこと。
今までは右足の一本立ちのバランスにばかり注目していたけれども、左脚の機能にも右ぶれが関係していることが実感できた。疲れると右ぶれがひどくなるような気がしていたのだけれど当たりだった。
W先生も明日からの方針がはっきりしてきたと仰っていた。これで歩行機能に問題が無くなれば、日常生活における問題は大分クリアになる。加齢ののちにも歩行ができる目処がたてられたらCIDP関わらず恩恵は大きいし。
以上、進捗記録。他にもリハビリの体幹トレーニングのお陰で、6月から手放せなかった便秘薬が要らなくなった。下痢でもなく、しっかりした排便。まさに快便のありがたみが良くわかった。明日からステロイド3週目。副作用に注意しながらリハビリ続けよう。